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建て主さんインタビュー「関町の家」その3

前回の続きです。


(アトリエ橙スタッフ)
工事中のご感想はいかがでしたでしょうか?

上棟


(ご主人)
上棟のとき、職人のみなさんが、大きな梁を運んだりするときに「大変だー」とか「今日一重いぞ。」と言いながらも、笑いながらも、楽しそうにやってくださっているのが印象に残っていて、そういう現場だと相乗効果で素晴らしくなるんじゃないかなと思いました。


その後の工事中も、職人の皆さんが、お互いに、一歩踏み込んでこういうことを相手が欲しがっているかもしれないという配慮をしてくださっているのがすごくうれしかったですね。だからお任せしたらきっとよくなるだろうっていう風に思って、毎回来るのが楽しみでした。


(奥様)
監督さんに、今回、特に改めてお礼を申し上げたいんですけれども、長いカウンター材の吊り上げを無理して行って頂きまして。そこは本当にご苦労が、並大抵のモノじゃなかったと思います。本当にありがとうございました。

棟梁

(ご主人)
これはたぶん、奥山さんの設計からスタートしているんだと思いますけれど、このマインドをスタッフの吉田さんが受け継がれているんだなと思いました。


奥山さんは、調和を大切にしながらも、なんでも受け入れますみたいな感じではなく、そこにはすごくパッションがあって、情熱と調和がうまくブレンドされている人なんだろうなていう風に感じました。すごくとがったデザインとか、先鋭的な何かということではないと思うんですけど、全体を見るとなんかいい、時間に耐えうるデザインというところですよね、


施主側の要望を聞きながら、ブレンドして、バランスさせながらも、たぶんそこにはすごい情熱を傾けてくださって、最後、コンダクターとして、いろんな施主側の素人の意見の中でも、ここはちょっと全体のバランスからすると壊れるねっていうところはかなり情熱を持ってしっかりと自分の設計哲学の中に落とし込むように導いてくれているっていうのが感じられたので、そういうところには非常に感謝しましたし、すごく勉強になって面白かったなって思いました。


 私も普段いろんな研究をしている身としては、ひとつのものを作り上げていくときにいろんなアプローチをする人がいると思うんですけれども、この人は本物だろうなって思いながらお付き合いさせて頂いたので、同じようにものづくりをしている立場からすると、表現していて安心できたというところが多かったです。


それが吉田さんにも受け継がれているというか、吉田さんもホワンとした人だと思いきや、かなり隅々まで目配せをしているような方なんだなと。

その4へつづく

 

 

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