建築家は、自分が設計した住宅のことを
しばしば「作品」と呼ぶことがあります。
他人様の家を自分の「作品」と呼ぶなんて
なんとおこがましいことかと思ってしまいます。
しかし、一部の建築家のHPを見ると
「作品」として紹介されています。
一方、ハウスメーカーは、住宅を「商品」として扱っています。
「商品」であるからには、そこからどれだけの利益を
得られるかが最大の関心ごとです。
工事費のうち、実に40〜50%が諸経費と言われています。
住宅展示場の維持管理費、立派なパンフレット、
受付嬢の人件費、CMタレントの出演料などなど、
莫大な経費がかかっているので当然といえば当然です。
「作品」も「商品」も、そこには「住まい手」の存在が
軽視されているように思えます。
家は「作品」や「商品」のように買うものではなく、創るものです。
「作品」でもなく「商品」でもない
「住まい手」のための「家創り」が本来、あるべき姿と考えます。
無駄なお金は掛けず、じっくりと時間を掛けて、
自分達のためだけの「家創り」を楽しみませんか?
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