日経アーキテクチュアに、
「住宅設計、なぜ建築家に依頼しないのか?」という記事が
掲載されていました。
アンケートの結果、ダントツの1位は、
あいかわらず、「設計費が高そう」という理由。
まぁ、これはアピール不足と言われても仕方ありません。
(本当はマック並みの時給で働いていますが・・・。)
全体的に記事は、マイナス要素をクローズアップして、
それを打開しましょうよ、という論調なのですが、
私が興味を持ったアンケートは、
「住宅の設計は誰に依頼したいですか?」という質問。
1位ハウスメーカー 40.5%
2位個人の設計事務所 13.0%
3位地場の工務店 8.5%
特に考えていないという人が30.5%いるものの、
設計事務所に依頼したい人が13%とは、意外と高い数字。
調査の方法が異なるので、一概には言えませんが、
20年くらい前に読んだ記事では・・・5%
数年前に読んだ記事では・・・7%
確実に、設計事務所に依頼する人は増えているようです。
要因を勝手に推測すると、
OZONEに代表される建築プロデュース業の確立と
ひと頃、注目を集めた建築TV番組の露出効果。
(某TV番組には問題もありましたが・・・。)
両者によって、建築家の存在がより身近に感じて頂けたのでは
ないでしょうか?大変、ありがたいことです。
大手メーカー イコール 安心ではなく、
「顔の見える家創りこそが本当の安心」であることをより多くの方に
わかっていただけるよう、私も微力ながら努力していきたいと思っております。