~今日はスタッフブログの日です~
先日、天王洲アイルの建築倉庫で開催している(現在は臨時休館中)「謳う建築展」を見に行きました。
シンガーソングライターや詩人の方々が、様々な建築(主に住宅)を見学し、その体験を元に詩を制作する、というもの。また、詩人がエッセイのような要望書を書き、それを元に建築家が設計をする…というプロジェクトもありました。
会場には住宅の模型や、見学の時の様子をまとめたムービー、詩などが展示されています。
詩は、このように床に散らされていることも。
中を歩いて回った時の感覚や、建て主さんが語るエピソードを元につくられたであろう詩の数々は、設計士が説明する「設計の意図」よりももっと抽象的な、それでいて温度や肌触りを感じるものでした。
そして、自分が設計したものをこれだけ咀嚼して表現してくれたら嬉しいだろうな…とも思いました。
配布されていたパンフレットには「空間を見る目を豊かにする」と書かれており、
普段パタパタと小走りで動き回っている中、ふと立ち止まって「壁に差す光が綺麗だな」と見入るような、しんとした時間を過ごすことができました。
展示は5月11日までお休みですが、その後は30日まで開催予定です。
miharu