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子育て住宅の極意 その4

【子育て世代のための子育て住宅】


建築家自らの専業主夫体験・育児体験を生かした
住宅設計のポイントをいくつかご紹介していきます。


その1は、こちら。
その2は、こちら。
その3は、こちら。


その4 「リビングダイニングを見渡せるキッチンをつくる」


お子さんが乳幼児の場合、家事をしている最中も、
目を離すことができません。


特に、家事の中でも、料理をしている時間は長く、
また、火を使うので、その場を離れるわけにもいきません。


そういう場合は、やはり対面キッチンが便利です。



写真の事例の場合、
正面にワークスペース
横にダイニングテーブルと小上がりを
斜め前方にリビングスペースを
キッチンから見渡すことができます。



カウンターの仕切りの高さは、
1100ミリから1160ミリ程度が適切です。


これ以上、低いと、キッチンの反対側から、
キッチンの乱雑な手元が覗けてしまい、
これ以上、高いと、キッチンと他の空間が隔てられ、
キッチンのスペースが孤立化してしまいます。


また、吊り戸棚は設けず、天井を繋げることで、
より空間の一体化を図ることができます。


仕切りは、配膳カウンターとして、
調理を終えたお皿を並べたり、
後片付けの食器の一時置き場として、
利用することができます。


家事をしながらも、子供と会話が出来ることが、
対面キッチンの一番のメリットではないでしょうか。
時間と空間を子供と共有できることが、
子育て住宅には、大切と考えます。


つづく。


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