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建築家の設計監理料(住宅)の相場

一般的に建築家の設計監理料は、新築の場合、総工事費の12~15%程度が相場と言われています。(リフォームの場合は、15~20%程度)

独立仕立てで経験の少ない若手建築家だと10%、大御所(?)の建築家先生だと15~20%という感じです。


アトリエ橙も、以前は、総工事費に対する料率計算としていましたが、15年くらい前に、設計監理料が工事費と連動することに違和感を覚え、計画する床面積(坪)あたりの設計監理料に改めました。

つまり、工事費が予算オーバーしたら、設計監理料も上がって、建て主さんへの負担を増やしてしまいますし、うがった見方をすれば、設計監理料を上げるために、予算オーバーをするなんてこともあり得ます。


建築家は、あくまでも、第3者の立場でコスト管理をするべきと考えておりますので、予算オーバーが建築家の利益に繋がらないよう、面積計算を導入した次第です。

標準的な工事費の場合、おおよそ、総工事費の12~13%程度になるよう、床面積(坪)あたりの設計監理料を設定させて頂いています。ところが、ここのところの工事費の高騰で、いつの間にか、相場より安い設計監理料になってしまっていました。苦笑



安さを売りにしているわけでは無いので、いずれ、相場並みに是正して行った方がいいと思っているのですが、現在、お問い合わせ頂いている方もいらっしゃいますので、夏くらいまでは、現状の設計監理料の設定を維持するつもりです。


いずれにしても、設計監理料に見合った仕事をして、竣工時には、「高いと思っていた設計監理料が、今となっては安く感じます。」とおっしゃって頂けるような「価値」を提供していきたいと思っています。


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