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今日は、構造塾の2回目の授業。
スタッフと一緒に受講してきました。
一般の方には、あまり知られていない話ですが、
木造2階建ての住宅の場合、4号特例と言って、
構造に関する審査やチェックが免除されています。
免除されているからと言って、
いい加減でいいわけがないのですが、
時々、問題が発覚し、業者が摘発される
ニュースを見聞きしたりもします。
必ずしも、悪意があって、問題を起こすということではなく、
知識不足によって、設計ミス、施工ミスが起きるという状況です。
設計事務所でも、最近は、ちゃんと木造の構造伏図を
書けるところが少なくなり、半分くらいの事務所は、
外部に丸投げという話も聞きます。
(必ずしも悪いことではありませんが。)
木造の場合、現場の大工さんの感覚が実は正しかったりするのですが、
構造基準の法改正など、新しい情報にはついていけていない場合もあります。
結局は、設計者も施工者もプレカット工場任せということになり、
責任の所在が曖昧になりつつあります。
木造住宅の場合、やはり、意匠設計者が、
構造も設備も外構もコントロールできた方が
質が高くバランスの取れた住宅を造ることが
できると思っております。
うちの事務所の場合、構造図作成と軸組計算を行ない、
基準をクリアしたことを確認した上で、
さらに構造計算を依頼し、裏づけを取るような体制としております。
自分の場合、構造も照明も造園も好きなので、
他の人に任せるのがもったいないだけかもしれませんが。(笑)