家は買うものではなく創るものですBLOG

デザインのある暮らし 無理のない暮らし 自分らしい暮らし

無垢フローリングの温もり


無垢フローリングの良さは、一般の方にも広く知られるようになりましたが、
実際に家を建てる時、建て主さんが無垢フローリングを希望すると、
工務店ハウスメーカーから、なんだかんだと反対されることが
多いようです。結局、合板フローリングになんていう話もよく聞きます。


施工者や販売会社が安価な合板フローリングを好むのは、施工性の良さです。
また無垢材の寸法が狂うことによるクレームを嫌うためです。


したがって、大手デベロッパーの高級マンションシリーズも、
有名ハウスメーカーの高級住宅も、床材は安価な合板フローリングという
場合が多いのが現状です。


合板フローリングとは、合板の上に、0.3ミリ程度の厚さに
スライスした木を張っています。
その上に、ウレタン塗装で膜をつくってしまいますので、
木の呼吸を妨げ、保温性も失ってしまいます。


無垢材の場合は、多くの空気を含んでいますので、
調湿性・保温性に優れます。


昨年、竣工した3軒のお宅から、
「今年の冬は暖かく過ごせました。」
という嬉しいご報告を頂きました。
建物の断熱性というのも一つの要因と思われますが、
床材が無垢フローリングというのが、
実感としては大きいのではないかと想像します。



新築やリフォームをする際は、
無垢フローリング+自然塗装がおすすめです。


一度、本物の無垢の床で生活をすると、
合板フローリングの生活には戻れないかもしれません。(笑)



にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ (click!)
(1日1回、応援クリックして頂けると嬉しいです。)