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「建築知識」編集者の方が来所。
1時間半ほどエコ談義。
以下、私の好き勝手な発言。
「ソーラーパネルで元が取れるかと言えばかなり懐疑的。
CO2削減という観点でも製造段階から考えると疑問。
パネルを廃棄する時の環境負荷も問題。」
「15年程度で元が取れるというのは、機械の故障がなく、
発電効率も落ちず、今と同じ電気の買取制度や補助金制度が
続いた場合の前提の計算。」
「パワーコンディショナーの寿命は15年、太陽電池は20年とすると、
少なくとも20年後には、システム全体の取替えが必要となり、
新たに200万円前後の出費が必要。」
「住宅ローンを35年とすると、ローンが残っている状態で、
200万円をメンテナンス費用に充てるのは非現実的。」
「20年後には、使用されなくなったソーラーパネルが
雨ざらしの状態で、街並みに並ぶというようなことにならなければいいのですが。」
ソーラーパネル、太陽熱温水器など、エコ流行りですが、
設備機器類は10年、20年の間にかなり変化していくものと考えると、
大掛かりな設備の導入には慎重な検討が必要です。
それよりも、建物本体の構造や断熱、気密など、骨格となる部分を
しっかりと、かつシンプルに造り、
設備はできるだけメンテナンスがかからず、
更新しやすいものを選択することが、
将来にわたり負荷をかけない家創りにつながると考えています。