先週末は、伊礼校長の土曜住宅学校。
場所は、ライトの自由学園。
最終回の講師は家具デザイナー小泉誠氏。
「時間を掛けて設計することが大切。」
「手を掛けて設計することが大切。」
穏やかな語り口から力強く発せられた言葉が
印象に残りました。
「建築家の住宅って、『初期の頃が良かったよね。』
とよく言われますよね。」
それはつまり、初期の頃は、時間と手間を掛けて設計するが、
だんだん、物件を抱えてくるようになると、業務に追われて、
自身が関わることが少なくなり、設計の密度が落ちていくとのこと。
私も日々、心掛けていることですが、
これから先も、小泉さんの言葉を忘れずにいたいと思います。
ちなみに、家具デザイナーの小泉さんが設計できる住宅の数は、
1年に1軒だそうです。
図面を拝見させて頂きましたが、すばらしい密度でした。
面取りは、1R、1.5R、2Rを使い分ける世界。(驚)
中村好文さんから始まった土曜住宅学校。
毎回毎回、設計という職能に対する意識改革を
起こさせて頂く貴重な機会を与えて頂きました。
謙虚に学び、今後の設計に生かして行きたいと思います。
伊礼さん、事務局の中村さん、伊礼事務所のスタッフの皆さん、
ありがとうございました。