マンションリノベーション「LN502」でも間接照明の演出をいくつか行っています。
間接照明を用いる時に意識していることは、照らす素材を生かすこと、余計なモノを照らして影を出さないこと、です。
リビングの天井の素材:ピーラーの無垢板張りを優しく照らしています。強く照らし過ぎないよう天井の段差を大きく取り、間接照明の光が長く伸びるようにしています。
正面の壁にはブラケット照明を取り付けていますが、間接照明の光に当たって、器具自体の影が出ないよう取り付け高さを決めています。
間接照明の光を囲い込むということも、一つの手法です。袖壁や下がり壁で、間接照明の光を囲い込み、光の当たらない暗い部分をつくるということも時には大切です。
均一に明るい空間よりも、明るいところと暗いところがある空間の方が落ち着いた雰囲気を演出することが出来ます。
玄関のニッチも同様の囲い込み手法です。背景の大谷石の素材が生きます。
ダイニングカウンターの手元にも間接照明。珪藻土の壁とタモの無垢板を照らします。珪藻土の仕上げは、平滑に仕上げず、木ゴテで荒らして金ゴテで少し抑える仕上げとしています。凹凸があることによって、照明を当てた時に素材感が引き立ちます。
その他の設計事例は、こちらのページをご覧ください。
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