昨日は、建て主さんご家族を現場にご案内。左官屋さんにも来て頂き、アトリエ橙では恒例の左官仕上げ打ち合わせ。今回のプロジェクトのために、いっぱいサンプルを作成して用意して頂けました。
まずは、外壁のジョリパット仕上げ。
カタログの小さなカットサンプルだと濃く見える色も、大きめのサンプルで見ると少し薄く見えます。濃い目の茶色やグレー色を希望される場合は、カタログより一段階、二段階、濃いめの色品番を選択されることをお勧めします。今回は想定通りの色選び。
現場でのお打ち合わせの結果、仕上げの方法は、「職人さんのコテの跡が残るような、かつ、柔らかい表情が出るコテ仕上げ」となりました。(写真右上)
続いて、内壁の珪藻土仕上げ。
現場には、白いLEDライトしかなかったのですが、左官屋さんが、調光できるライトを持ち込んで頂いたので、実際の色温度に近い色で見て頂くことが出来ました。
こちらは、いつも、アトリエ橙でおすすめしているパターン。木コテで無方向に荒らした後、金ゴテで軽く表面をヘッドカットして落ち着かせる仕上げ。(写真左から2番目)
平滑に仕上げず、凹凸をつける理由は、表面積を大きくして調質性を高めるため、間接照明によって壁の表情を浮かび上がらせるためです。夕方から夜にかけての時間が美しい壁になるはずです。