家は買うものではなく創るものですBLOG

デザインのある暮らし 無理のない暮らし 自分らしい暮らし

「東久留米の家」現場報告その9

東久留米の家

屋根工事の完了を確認。アトリエ橙が設計監理する物件の工事契約は、工事代金の中間払いのタイミングを上棟時ではなく屋根工事完了時としていますので、ここが工程の折り返し地点です。

東久留米の家

外壁は、木摺り板まで完了。

外壁の構成は、何層にも及びます。壁内に断熱材を充填した後、構造用合板を張り、透湿防水シートを張り、縦胴縁(通気層)を打ち、木摺り板を打ち付けます。この後は、防水のためのアスファルトフェルトを張り、波形ラスモルタルを下地として塗り、最後に左官材(ジョリパット)で仕上げます。

断熱や防水、通気、構造、ひび割れ防止を考慮した壁構成です。メーカー住宅や建売住宅のサイディング仕上げと比べると、てまひまがかかる造り方です。

現場にいる間に、役所の建築指導課の方たちが、抜き打ちパトロールに来られていたのですが、外壁の下地構成を興味深く見ていらっしゃいました。

「これは木摺り板ですか?」「そうです。この後、ラスモルタルの上に、左官で仕上げます。」「吹き付けではなく、左官仕上げですか?」「そうです。」

最近では、工業製品住宅が多いので、珍しい現場なのかもしれません。

  


にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村