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〜今日はスタッフブログの日です〜
人気の照明、イサム・ノグチのAKARIシリーズ。
うちの事務所でも、リビングや和室などの照明器具のひとつとしてよくご提案します。
彫刻家、インテリアデザイナー、造園家など幅広い分野で才能を発揮した
芸術家イサム・ノグチですが、少年時代に家の設計をしたことをご存知でしょうか。
アメリカ人の母親と幼少期のイサムが日本で生活していたときのこと、
家を新築することになり(彼の父親は、アメリカ人である彼女との結婚を拒否し
日本人女性と結婚しています)
息子をアーティストにしたいと考えていた母親は、イサム少年を地元の大工のもとへ
弟子入りさせ、家の設計をさせたそうです。
夢中になって図面を書き道具を持ち、そして完成した家の窓から富士山が見えたときの
感動が実際に彼の芸術家人生の目覚めとなったことを、彼自身語っています。
そしてそれが生涯、続いたわけですね。
自分の家の設計をさせてもらえたなんて、私としてはただただ羨ましい話ですが
10歳の少年の感性に任せた母親がすごいですね。
イサム少年が夢中になった気持ちは私もこの仕事で日々感じています。
家は決して芸術作品ではありませんが、何もないところから創っていくわけなので
家づくりにはいろんな想像力が必要だなと思います。
すぐに形にならない大変さもありますが、時間を掛けて考えあげたプランが
完成したときは本当になんとも言えない気持ちになります。
こんな家づくりの体験をされる方がもっともっと増えてくれればいいな、っと
駆け出しスタッフながらいつも願っています。