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音楽アーティストは、
作詞から入る人と作曲から入る人といるそうですが、
住宅設計者も平面プランから入る人と外形・立面から入る人がいます。
あるいは、同時平行的に頭の中で組み立てていく人も
多いかもしれません。私も普段は、そんな感じです。
「砧の家」のご要望をインプットし、法的条件を整理し、
いよいよ、今晩からプランニングに着手です。
今回の「砧の家」、法的条件がかなり厳しいです。
なかでも、第1種高度斜線制限で、高さの制約をかなり受けます。
しかも敷地に対して真北が振れていて、2方向からの制約となります。
敷地いっぱいに建てる今回は、逃げがなく、ちょっとやっかいです。
何とかロフトも確保しなくてはいけません。
今回ばかりは、まず、法的に可能な外形のボリュームを
決めなくては、平面プランを考えることは難しそうです。
仮に平面プランを先に考えてしまうと、
外形で法的制限をクリアできず、
成り立たないプランになってしまう可能性が高い敷地です。
外形から平面、平面から外形の検討を
何度も繰り返さなくては答えが見つからなさそうです。
しかも、その答えはできる限りシンプルにしなくては、
建築費コストがあっという間に上がってしまいます。
と言っても、困って嘆いているわけではなく、
むしろこの難条件を心から楽しんでおります。(笑)
こういう敷地ほど、設計者にとっては楽しいのです。