家は買うものではなく創るものですBLOG

デザインのある暮らし 無理のない暮らし 自分らしい暮らし

法的制限を潜り抜けて・・・

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ (click!)
(1日1回、応援クリックして頂けると嬉しいです。)



音楽アーティストは、
作詞から入る人と作曲から入る人といるそうですが、
住宅設計者も平面プランから入る人と外形・立面から入る人がいます。
あるいは、同時平行的に頭の中で組み立てていく人も
多いかもしれません。私も普段は、そんな感じです。



「砧の家」のご要望をインプットし、法的条件を整理し、
いよいよ、今晩からプランニングに着手です。


今回の「砧の家」、法的条件がかなり厳しいです。
なかでも、第1種高度斜線制限で、高さの制約をかなり受けます。
しかも敷地に対して真北が振れていて、2方向からの制約となります。
敷地いっぱいに建てる今回は、逃げがなく、ちょっとやっかいです。
何とかロフトも確保しなくてはいけません。


今回ばかりは、まず、法的に可能な外形のボリュームを
決めなくては、平面プランを考えることは難しそうです。


仮に平面プランを先に考えてしまうと、
外形で法的制限をクリアできず、
成り立たないプランになってしまう可能性が高い敷地です。


外形から平面、平面から外形の検討を
何度も繰り返さなくては答えが見つからなさそうです。
しかも、その答えはできる限りシンプルにしなくては、
建築費コストがあっという間に上がってしまいます。


と言っても、困って嘆いているわけではなく、
むしろこの難条件を心から楽しんでおります。(笑)


こういう敷地ほど、設計者にとっては楽しいのです。