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上棟式MEMO

yusei20002011-01-19

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1 まず、上棟式を行なうかどうか?

基本的には簡単でもいいので、行なって頂いた方がよいかと思います。
ただし、車で来る職人さんが多く、お酒を飲むわけにもいかないので、
最近は、宴会を行なうことは少なくなりました。
挨拶と乾杯、職人さんの紹介、軽食程度の簡易的な上棟式が一般的です。


2 上棟式の目的は?

最近は、儀式というよりも、施主と職人さんのコミュニケーションの場と
いう意味合いが強くなってきました。
職人さんにしても、誰の建物か、わからないで作るより、
住む人の顔がわかっていた方が気持ちが入るものです。
建売住宅とは違って、作り手、住まい手の顔がお互い見えるのも、
設計事務所工務店と一緒に家を創ることのメリットとお考えください。


3 主催者は?

当日の主役は、棟梁をはじめとした職人さん達です。
主催者は、施主ということになります。
慣れない場所ではありますが、施主が職人さん達をもてなすという場
であるという意識を忘れないことが大切です。
司会進行は、通常、工務店側が行ないます。


4 施主が当日、用意するものは?

○塩、米(片手1杯くらいの量)、お神酒
→ 上棟の儀で使用します。
  (工務店側で用意するか施主側で用意するかの確認が必要です。)


○食べ物、飲み物  
→ ビール・ジュース(多くの量は必要ありません。)、
食べ物は、おつまみ程度(お菓子など)でOK。


○ご祝儀     
→ 会の後、出席者全員へ手渡します。(相場は5千〜2万円)
  ご祝儀袋の表書きには、「ご祝儀」あるいは「上棟記念」と書いて用意します。
  棟梁・とびの頭・監督・工務店上司クラスは、 1万円(または2万円)
  他の施工・設計担当者クラスは、 5千円(または1万円)


○折り詰め等   
→ 赤飯、紅白饅頭、酒小瓶など。省略されても結構ですし、菓子折りなどを用意されても結構です。
 (雨天の場合、中止になるので、準備が悩ましいところです。)


○総額
→ 盛大にやろうと思うと、総額30万以上かかりますが、
  一般的な相場としては、総額10〜15万程度と思われます。


5 施主の挨拶

会の最初に、施主からの挨拶があります。
家づくりのきっかけや経緯、職人さんへの気持ちなどをお話し頂ければよいと思います。


6 当日の参加人数は?

○職人さん(大工、鳶、クレーン担当、設備担当など)10〜12名程度
工務店(監督、設計、営業担当者など)        2〜 4名程度
設計事務所                     1〜 2名程度
1〜2週間前には、人数が確定していますので、設計事務所よりお知らせいたします。
当日、1〜2名程度の増減もありますので、ご祝儀袋は予備をご用意ください。


7 当日は何時頃、行けばよい?

職人さんの作業は3時頃、終了し、4時頃から
上棟式を行なうのが通例ですので、
遅くとも3時前には、現場に到着して下さい。
お時間があれば、朝から、上棟の様子を見学されるのもよいと思います。
いい記念になるかと思います。
人の手によって、柱、梁が組み上がっていく様子は感動ものです。
(ただし、作業中は、作業の邪魔にならないようにご注意ください。)


8 当日、参加できない場合は?

上棟の日は、工事のスケジュールにより決定しますが、
施主の方の都合によっては、当日、
どうしても参加できない方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、日を改めて、上棟後の直近の土曜日などに、
職人さん達との顔会わせを行なうという形をとってもよいかと思います。