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プレカット工場見学 その1

yusei20002008-01-30

今日は、千葉県野田市のプレカット工場へ。
「プレカット」とは、木造住宅の部材をあらかじめ使用する寸法に
機械でカットしておくことを言います。
現場作業を簡略化することで、労働力を削減したり施工期間を
短縮することができるのです。
大工さんが手刻みで加工するのも、プレカットで行なうのも、
それぞれの良さがありますが、現在では、8〜9割の現場で、
「プレカット」を選択しているのではないでしょうか。
ちなみに、プレカットと手刻みでは、坪面積あたり、
3000円程度、プレカットの方が安いそうです。


まずは、ストックヤードから見学。
柱や土台、梁など部材ごとに保管されています。
土台の材種は、いつも耐久性の高いヒバ材を使用しますが、
建売やメーカー住宅などでは、ツガ材の需要が多いようで、
山積みされていました。(笑)


続いて、工場内部へ。
柱材用のラインが2本、横架材用のラインが2本。
広い工場ですが、ほとんど人がいません。
10人程度でしょうか?
機械がモクモクと加工を続けています。


よく見ると、複雑な継ぎ手の加工があっという間に
できてしまっています。想像していた光景ですが、
目の当たりにすると、やはり驚きます。





手加工との違いは、継ぎ手や仕口が
手加工は直線であるのに対し、プレカットは曲線で
加工されているところでしょうか?
プレカットの場合、ルーター(回転刃)でくり抜きながら、
加工するためです。


それにしても、すごいスピードです。
30坪くらいの住宅の場合、1棟あたり、
3時間半から4時間ほどで加工が終了するそうです。


(つづく)


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