姉歯事件(2005年)を受けた建築基準法の改正後、確認申請機関で大きな混乱が発生しました。耐震偽装問題が発覚したことで、建築物の耐震性や設計に対する審査が強化され、新たな基準に適合するために多くの建物で設計の見直しが必要となりました。このため、確認申請を行う建築士は、改正後の新基準に基づく手続きを行うために大量の申請書類を提出せざるを得ませんでした。その結果、確認申請機関は申請件数の急増に対応しきれず、一時的に申請の受付を停止する事態となりました。
このような事態は、建築業界全体に大きな影響を与えました。工事の開始が遅れることで、予定していた工期に支障をきたすことや、予算の変更を余儀なくされるケースも多く見られました。また、確認申請の審査が厳格化される中で、審査の遅れや誤審が発生することもあり、建物の着工時期に大きな影響を与えました。
2025年4月に施行される新たな建築基準法改正でも、確認申請機関での混乱が再度予想されています。改正内容には、省エネルギー性能の向上、耐震基準の強化などが含まれ、これにより建物の設計や施工に対する審査基準がさらに厳しくなります。
そのため、確認申請機関が過剰な申請を処理しきれず、混雑や審査遅れが発生する可能性が高いです。もし、過去の姉歯事件後と同じように申請件数が急増すれば、申請の受付に時間がかかり、審査が遅延することで工期が伸びる可能性があります。これにより、建築計画が遅れたり、予算が超過したりするリスクが高まります。

アトリエ橙では、このような混乱を避けるためには、現在、早めに確認申請準備・長期優良住宅申請準備を進めていますが、自分ではコントロールできず、相手があることなので、どうなっていくのか、少々、心配です。やれることは、全部やって、法改正を待とうと思います。