昨年度から、デザインファーム建築設計
スタジオさんで企画・開催されている
「建築家のための戦略&マーケティングセミナー」
をお手伝いさせて頂いているのですが、
今日の事務所内のスタッフミーティングでは、
そのセミナー内のワーク資料を利用して、
スタッフ同士、内容をシェアしてもらいました。
ワークの内容は、
自分が街中にあるレストランに気づき、
興味を持ち、他店と比較をし、入店を決め、
食事をして満足するまでの過程を自分で、
心理分析するというもの。
つまり、経営側ではなく、お客さんの立場に
立ってみて、何か気がつくことはあるか?
そのことを踏まえて、お店のオーナーは何を
すべきか?というワーク。
以下は、スタッフからの気づき。
1 いくら美味しい料理を作れても、まずは、
お店の存在を広く知ってもらう必要がある
2 お店の中の様子がわからないと入店しづらい
ので、お店の雰囲気を伝える工夫をする
3 ガラガラのお店には入りにくいので、
ある程度の賑わいがあることは必要
4 お店へ入店した時の最初の接客の印象が大切
なので、店員の教育が必要
5 最終的な満足度は、味だけではなく、
お店の雰囲気、清潔感、店員さんの声掛けで決まる
6 お店の中で、店長と店員の仲が悪いと、
せっかく料理が良くても、気分を害する
7 お店としてのポリシーがある店が好きなので、
ブレずに、ポリシーを守ることも大切
そして、上記のことを私たち設計事務所に
置き換えた場合に、何が大切かに気づく
ということが、このワークの最終的な目的です。
さまざまな気づきがスタッフから上がりました。
1 いくら良い設計をすることが出来たとしても、
設計事務所の存在を知ってもらわなければ
意味がないので、HPなどでの発信が大切
2 事務所の中の様子、設計打ち合わせの様子、
工事現場の様子などをHPでお伝えして
初めての家づくりに対して、できるだけ、
安心感を持って頂く
3 ブログなどで日々の業務をお伝えして、
暇そうな事務所とは思われないようにする 笑
4 スタッフの接客は、ある程度のガイドラインも
必要だが、臨機応変に自分自身で考えて、
その都度、対応を変えていくことも必要
5 事務所内は常に清潔に保ち、玄関やトイレの利用
においても、お客さんに対し、細かい気遣いと
準備を行なう
6 事務所内の雰囲気や、現場での雰囲気も大切
スタッフ、監督、職人さん、皆が良好な関係で、
生き生きと家づくりに関わる状況が、
建て主さんの喜びに繋がるはず
7 事務所としてのポリシーを打ち出し、
それに共感して頂ける建て主さんを大切にする
私自身も新たな気づきを与えられ、事務所内で、
よいシェアをすることが出来たと思います。