昨日は、事務所研修と称して、スタッフと共に、
自由学園明日館講堂の現場見学会へ行ってまいりました。
明日館の講堂は、巨匠・フランク・ロイド・ライトの
弟子・遠藤新氏が設計した建物です。
現在、耐震改修工事を行なっている最中ですが、
昨日から3日間限定で、現場見学会が開催されています。
仕上げ材・下地材が取り払われ、構造体が露わになった講堂の
スケルトン状態は、現代の建築設計の感覚では、恐ろしいほどに、
部材が細く、華奢な印象を受けたのですが、一方で、
この建物を4か月半で完成させたという当時の建築家と職人の
創意工夫とエネルギーをまざまざと見せつけられる感覚を覚えるものでした。