根切り底の確認。
「川崎の家」とほぼ同じ工程。
上棟も、同じ日になりそう。(11月中旬)
さて、上棟式については、よく質問を受けますので、
メモ書き程度に記しておきます。
1 まず、上棟式を行なうかどうか?
基本的には簡単でもいいので、
行なって頂いた方がよいかと思います。
ただし、車で来る職人さんが多く、お酒を飲むわけにもいかないので、
最近は、宴会を行なうことは少なくなりました。
挨拶と乾杯、職人さんの紹介程度の簡易的な上棟式でOKです。
工務店あるいは設計事務所とあらかじめご相談ください。
2 上棟式の目的は?
最近は、儀式というよりも、施主と職人さんのコミュニケーションの場と
いう意味合いが強くなってきました。
職人さんにしても、誰の建物か、わからないで作るより、
住む人の顔がわかっていた方が気持ちが入るものです。
建売住宅とは違って、作り手、住まい手の顔がお互い見えるのも、
家を創るメリットの一つとお考えください。
3 主催者は?
当日の主役は、棟梁をはじめとした職人さん達です。
主催者は、施主ということになります。
慣れない場所ではありますが、施主が職人さん達をもてなすという場
であるという意識を忘れないことが大切です。
4 施主が当日、用意するものは?
○塩、お神酒、米
→ 上棟の儀で使用します。
○料理、飲み物
→ ビール、ジュース、おつまみ程度でもOK。
○ご祝儀
→ 会の後、出席者へ手渡します。(相場は5千〜2万円)
表書きには、「ご祝儀」あるいは「上棟記念」と書きます。
○折り詰め等
→ 赤飯、紅白饅頭、酒小瓶など。省略されても結構です。
○総額
→ 盛大にやろうと思うと、総額30万以上かかりますが、
一般的な相場としては、総額10〜15万程度と思われます。
5 当日の参加人数は?
○職人さん(大工、鳶、クレーン担当、設備担当など)10〜12名程度
○工務店(監督、営業担当者など) 2〜 4名程度
○設計事務所 1〜 2名程度
1〜2週間前には、人数が確定していますので、
事前に、設計事務所を通してご確認ください。
6 当日は何時頃、行けばよい?
職人さんの作業は3時頃、終了し、4時頃から
上棟式を行なうのが通例ですので、
遅くとも3時前には、現場に到着して下さい。
お時間があれば、朝から、上棟の様子を見学されるのも
よいでしょう。いい記念になるかと思います。
人の手によって、柱、梁が組み上がっていく様子は
感動ものです。
7 当日、参加できない場合は?
上棟の日は、工事のスケジュールにより決定しますが、
施主の方の都合によっては、当日、
どうしても参加できない方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、日を改めて、上棟後の直近の土曜日などに、
職人さん達との顔会わせを行ないます。
「上棟式は大盤振る舞いをすることが基本である」と書いている本なども
ありますが、ご予算に合わせて行なえばよいと私は考えています。
ご祝儀が少ないからと言って、手を抜くような職人さんはいません。
見栄を張る必要もありません。
たとえ、上棟式を行なわないとしても、
顔を会わせ、会話をして、職人さんに感謝の意が伝われば十分です。
家創りを通して、「人」と「人」との縁を楽しんで頂ければと思います。