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住まいの明かり その3

yusei20002006-10-03

前回、色温度の話に触れましたが、
今回は、色温度と照度の組み合わせについてお話しします。


色温度と照度は、心理的な効果という点で密接な関係を
持っています。


色温度の低い光は、照度が低いと暖かく心地よい印象を与えます。
しかし、照度が高くなると、やや暑苦しい印象を与えてしまいます。


また、色温度の高い光は、照度が高いと爽やかな印象を与えますが、
照度が低くなると、陰気で寒々しい感じがして不快感を与えてしまいます。


これらの関係を「クルーゾフ効果」といいます。


暗闇の中では、白い光より、小さなろうそくの明かりの方が
なんとなく穏やかな気持ちになりますよね。


ファーストフードなどでは、このクルーゾフ効果を逆手に取って
照明計画を行なうこともあります。
つまり、色温度の低いランプを高照度で使って、不快感を演出し、
客の回転率を上げるという「高等手段(?)」を行なっているのです。(笑)



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