家は買うものではなく創るものですBLOG

デザインのある暮らし 無理のない暮らし 自分らしい暮らし

「向原の家2」特集その2

お子さんが3人いらっしゃる共働きご夫婦の住まい。毎日の家事、育児の大変さを少しでも軽減できる間取りをつくることが、もう一つの重要なテーマでした。

向原の家2

その解決策として、家事スペースの集約と回遊家事動線をご提案させて頂きました。

写真中央の壁の裏側は、造り付けの食器棚と本棚になっています。この造作収納を中心に動線が回遊できるようになっています。

写真右端にキッチン、左端奥が洗面脱衣所、正面の掃き出し窓がバルコニーに繋がっています。左側の通路天井には、室内物干し金物を2箇所取り付け、バルコニーとの連携が図れるようにしています。

向原の家2




向原の家2


 

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村


ピンタレスト始めました。

オンライン授業も悪くない?

オンライン授業

今年も、建築の学校で担当する授業の季節となりました。毎年、住宅の設計課題を受け持っています。

 

設計課題の場合、座学の講義授業とは異なり、一人一人の学生に対してのエスキース(設計過程の下図チェック)を行なう形式の授業になります。


例年だと、机を挟んで対面で行なうのですが、今年はオンラインの画面共有で進めています。


オンラインばかりでは申し訳ないかな?と思い、来週は対面授業にするかどうか、学生の希望を聞いたところ、エスキースの場合は、対面よりも、むしろオンラインの方が他の人のエスキースも聞けて参考になるとのこと。オンライン授業も悪くなさそうです。


建築の仕事を志す学生の皆さんの熱意に応えられるよう、工夫をしながら、オンライン授業を進めていきたいと思います。


にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村


ピンタレスト始めました。

JR飯田橋駅の駅舎

久しぶりに、母校のある飯田橋に行ってみたら、すっかりJRの駅舎が様変わりしていてびっくり!

飯田橋駅

JR飯田橋駅と言えば、急カーブの位置にホームがあったため、電車とホームの隙間が大きく、転落事故など危険な状態が長く続いていました。今回、その問題を解決すべく、ホームを新宿方面に200mほど大移動。それに伴い、駅舎も建て替えたようです。


小さな売店と立ち食いそば屋がある小さな旧駅舎の写真も撮って残しておけばよかったなぁ。学生時代、サークルや友人との待ち合わせは、決まって、ここの場所でした。

 

飯田橋駅の移設工事

それにしても、駅の改修工事というのはスゴイ。住宅のリフォーム工事ですら、住みながらの大規模リフォームは、ほぼ不可能なのに、駅の大規模改修は、大勢の利用者がいる中で工程をやりくりしながら、完成させてしまう。ほんとにスゴイ。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村


ピンタレスト始めました。

「関町の家」現場報告その1

関町の家

予定工期より遅れていた解体工事が終わり、更地になりました。

遅れた理由を直接、解体屋さんに聞いてみると、「築年数が比較的、浅いため、一般の築古物件(築20~30年)に比べ、しっかりと造られていて、想定以上に手間がかかりました。木造部分は、柱や梁を緊結する金物が多く取り付けられており、解体も手作業が増え、基礎工事も鉄筋が多く、今回は旗竿敷地のため、大型の重機が入らず、時間がかかりました。」とのことでした。なるほど、納得。
さらに、猛暑が続き、職人さんも熱中症になった人もいたとか。お疲れ様でした。


今後は、築浅物件の解体工事は、予算とスケジュールを多めに確保しておくことが良さそうです。

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村


ピンタレスト始めました。

「向原の家2」特集その1

土地探しからご相談を頂いた「向原の家2」。お子さんが通う小学校の学区内という条件があったので、なかなか候補地が少ない中での土地探しでしたが、建て主さんご夫妻の情報収集能力が素晴らしく、条件の良い区画分譲地(敷地面積22坪)が見つかりました。

向原の家


設計上の課題は、限られた面積の中で、家族5人(ご夫婦+男の子3人)が快適に暮らす面積を確保すること。なかなかの難題でしたが、初期段階でヒアリングを重ね、建て主さんご家族と一緒にこだわるところと、割り切るところを見つけていき、1階に個室3部屋とトイレ、2階にLDKと洗面所・浴室、ロフトという構成が決まりました。


ただ、面積や部屋数を確保することだけに注力すると、ゆとりのない窮屈な暮らしになってしまいます。大切なことは、平面ではなく断面で変化をつけ、抜けを作ることです。

 

向原の家


今回は、リビングを二段小上がり+半吹抜け・勾配天井にしています。

右側の小上がりは、低い腰壁(背もたれ壁)で仕切られたリビング。上部は覗き穴付きのロフト。左側の小上がりはピアノスペース。写真手前にダイニングテーブル、キッチンとなっています。


多くの居場所、多くの視点場を空間の中に作ることが、居心地の良さに繋がるのではないかと思っています。 

 

にほんブログ村 住まいブログ 住宅設計・住宅建築家へ
にほんブログ村


ピンタレスト始めました。