間取りを考える時、リビングは1階がいいのか?2階がいいのか?悩むことが多いかと思います。
もちろん、正解はありません。
お答えするとしたら、「敷地条件や家族の構成、年代によります。」ということになるでしょうか?
敷地が十分、広く、平屋、もしくは、ほぼ平屋で一部2階建てくらいの住宅であれば、間違いなく、1階リビングとなるのでしょうが、23区内や東京近郊の都市住宅という前提で考えた場合には、リビングを1階にするか、2階にするかは、かなり悩ましい問題です。
ここでは、1階リビングのメリット、2階リビングのメリット、それぞれについて、列挙してみたいと思いますので、ご参考になさってください。
1階リビングのメリット
- 庭がある場合、リビングと庭の繋がりが良い、庭が使いやすい
- 水回りを全て1階に集約すれば、将来、1階だけで生活することも可能
- 玄関とキッチンが同じフロアになるので、買い物の荷物運びが楽
- 1階だけで来客対応ができ、プライベートスペースを分離しやすい
2階リビングのメリット
- 明るい 日差しが入りやすい
- リビングに、トップライトも可能
- 道路(通行人)からの視線を気にしないで済む
- 窓から遠くまで見渡せる
- 天井の高さを一部、高くしたり、勾配天井にすることができる
- 玄関が同じフロアにないので、リビングダイニングの面積を広く取りやすい
- 1階に柱や壁が多いので、構造的に安定しやすい
- ロフトとの繋がりを生かしやすい 立体的な空間がつくりやすい
という感じです。
どちらもメリットがあるので、余計に迷ってしまうかもしれません。
大きなキーワードは、明るさ、プライバシー、庭、老後、構造です。これらのうち、何を優先するかを考えることが、リビングの1階?2階?問題の答えに繋がると思います。