これから始まるマンションリノベーション「SC107」、管理人室にマンションの竣工図を閲覧させてもらいに行きました。
マンションリノベーションの設計の第一歩は、管理人室から。
管理人さんにご挨拶をして、竣工図面を見させて頂きます。今回は、持ち出し厳禁と書かれていたので、管理人室内で場所を借り、閲覧。意匠図、構造図、電気図、設備図と順番にチェックをし、現況を把握していきます。
今後は、これらの情報をもとに、CADで仮の現況図面を作成していきます。ただし、図面と実際は異なることが多いので、仮の現況図面が完成した後、現地の調査に入ります。開口部や柱、梁の各寸法、天井高さ、設備関係をスタッフと3時間程度、かけながら実測します。さらに、そのデータをもとに、仮の現況図面を修正し、正確な現況図面を完成させます。
かなり、手間のかかる作業ですが、ここを丁寧に行うことで、きめ細かい設計ができ、さらに現場での変更を最小限に留めることが出来るのです。早くプランを考えたい気持ちを抑えながら、しばらくは地道な作業が続きます。