マンションリノベーションの設計は、詳細な現況測量からスタートします。
事前に、管理人室に保存されているマンションの竣工図面を元に現況図面をCADで起こしておきますが、多くの場合、竣工図面と現況の寸法は一致していません。
竣工図面を元に設計を進めてしまうと、実際に工事を行う時に、寸法の食い違いが発生し、上手く納まらない箇所が出てきたり、逆に無駄なスペースが生まれてしまうこともあります。精度の高い設計を行うため、アトリエ橙では、入念な現況測量を行うことにしています。
床の段差、柱、梁、開口部の寸法、配管ルート、ダクトルート、床や壁下地寸法などなど。同時に、今回のリフォームで出来ること、出来ないこと。問題になりそうなこと、その解決方法を考えていきます。
昨日は、3人で3時間超えの調査。それでも、全ての測量が終わらず、GW明けに持ち越しとなりました。早くプランニングを考え始めたいところですが、お楽しみは、まだまだ先となりそうです。