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暮れに基本設計が完了した「大泉の家」。
今日から実施設計の打ち合わせ。
現時点での概算予想は、予算より1割前後オーバーの可能性が
ありますので、今日は、具体的な減額案を作成・準備しました。
例えば、外壁仕上げを左官から吹き付けに変更すると21万減、
とか、駐車場のコンクリート舗装を砂利敷き舗装にすると8万減など。
一般的には、この作業は、実施設計を終え、
工務店から見積書が出てきた段階で、
初めて減額調整を検討するものですが、
うちの事務所では、この作業を設計打ち合わせの途中で
行なうことにしています。
時間的にも余裕がある今の段階で、
冷静に、予算とご要望のバランスを検討して頂くことが、
予算を効率的に分配し、なおかつ、建て主さんらしい家づくりが
できるのではないかと考えております。
実施設計を終えて、いよいよ家づくりという段階で、
大幅な予算オーバーが発生し、
あれもこれもあきらめながら、絶望的な気分で、
工事の着工を迎えてしまっては、
せっかくの家づくりが楽しめなくなってしまいます。
また、短期間で時間に追われながら、減額変更をすると、
建物全体のデザインや性能のバランスも崩れがちです。
現段階での予算調整は、
こちらも手間がかかることですし、
建て主さんご家族にとっても、エネルギーのいることだと思いますが、
後悔をせず、満足感の得られる家づくりに繋がるものと確信しております。
今日も、とてもいい打ち合わせが出来たと思います。
これから実施設計アップに向けて、頑張ります。
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