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職人さんの設計事務所に対する愚痴特集!

yusei20002007-11-09

現場で職人さんや監督さんとお茶を飲む時の話題で、
一番多いのは、世の中の設計事務所への愚痴。


「この間の現場なんて、設計屋が図面も書かないで、
 『こんなイメージで』って、言うから、その通り作ったら、
 『イメージが違うから、やり直せ』だって。
 全く頭くるよ。図面もまともに書けないくせに。
 やる気なくすよな。」


設計事務所がお施主さんに内緒でフローリングの材種を
 変更しちゃっていて、こっちはそんなの知らないから、
 指示どおり張ったら、お施主さんが『話が違う!』って
 張り替えるはめになっちゃった。お施主さん、怒るのは
 当たり前だけど、設計事務所がひどいよね。
 増額分は誰が負担するんだ。泣き寝入りは嫌だよ。」


「この間、仕上がり具合にすごく神経質なお客さんがいて、まいったよ。
 設計事務所も、少しはフォローしてくれればいいのに、
 一緒になって、文句言うんだから。
 自然素材の特性ぐらい、設計の時に説明しておいて欲しいよね。
 車とかの工業製品を工場で作っているわけじゃないんだから。
 一生懸命やった仕事を否定された気分だよ。」


「現場へ来るのは、設計事務所の若いスタッフだけ。
 現場のことなんて全然、わからないから、質問しても、
 『持ち帰って後でFAXします。』だって。
 いちいち、現場の工程を止めるなよなぁ。
 『家は事務所で作っているんじゃない!現場でつくっているんだ!』(笑)
 所長なんて、滅多に来ないよ。もともと図面のチェックも
 していないから、スタッフに書かせた図面もムチャクチャ。
 お施主さんは所長に仕事を頼んだつもりなのに可愛そうだよな。」


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設計事務所の対応次第で、現場での職人さん・監督さんの士気は、
大いに違ってきます。そして、それは建物の品質に大きく関わり、
最終的には、住む人の心地よさにも直結していきます。


現場では、しっかりと目を光らせ監理を行いながらも、
工務店に理不尽な「犠牲」を強いない家創りを心掛けたいものです。


同時に、現場を通して、職人さん、監督さん、建て主さんの良好な関係を
築いていくお手伝いをしていくのも、現場監理のもう一つの仕事ではないかと
思っております。


やっぱり、職人さんや監督さんが、
『この建て主のためなら、いい仕事をしたい』と思って出来上がる建物は、
間違いなくいいですから。


建て主さんが知らないところ、見えないところで得をしているなぁと
感じることは、よくあるものです。(笑)