〜今日はスタッフブログの日です〜
先週のことですが、目黒区の旧千代田生命本社ビルの
見学ツアーに参加しました。
目黒区美術館が主催する人気のこのツアーは
毎年のように参加している方も多いそうです。
私が参加したグループは、建築関係者よりも
地元の方々の参加が多く、驚いたのですが
現在は目黒区の総合庁舎としてコンバージョンされているので
地元の方にとってはおなじみだからなのか、
単に平日だからかななどと思っていたところ
ガイドの方から、この建物はオフィスだった当時から
現在は駐車場になっているエリアが
地域に開放された広場であったことを聞き、
地域とこの建物の関係はきっと変わっていないんだなと
思いました。
広場の設置は会社側からの要望だったそうですが、
自らの作風云々より、常に建物を使う人びとの側に立って
考えていたという建築家 村野藤吾の設計によって結実した
その姿は素晴らしいものでした。
ただしその広場はいま駐車場です。
(写真は、載せないでおきます)
ガイドさんの解説を聞きながら、一生懸命、昔の風景に
思いを馳せました(笑)
ほか、コンバージョンした際に昔と違う姿に変わって
しまった箇所、劣化など、いろいろ残念な部分もありましたが
この建物が残っているということに相当な価値があるのだと
思います。
2020年に向けて東京はまたどう変わるのでしょうね?
古い建物をいろいろ見ておかないと。