竣工間際の「見沼の家」。
夕暮れ時、室内からもれる白熱灯の明かりは
何とも暖かく、心やすらぐものです。
けして蛍光灯の電球色で置き換えられるものではありません。
和室にイサムノグチのあかり。
やはり名作ですね。世界に誇れる日本の明かりです。
甘利経済産業大臣の発言によって、
今、照明の世界が大混乱しています。
効率を優先していくうちに、
またひとつ日本の住まいの光と影の文化が失われていくのでしょうか。
蛍光灯で均一に隅々まで明るくする住まいがますます増えていくのでしょうか。
イサムノグチさんも怒っていることでしょう。
これから、知恵を絞って、
美しい光と影の文化を残していきたいと思っています。