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明日館で夢見心地のひと時と年齢あてクイズ

yusei20002008-09-15

「住宅作家として好きな建築家は?」と今、尋ねられたら、
「中村好文氏と伊礼智氏です。」と迷いなく答えることでしょう。


先週の土曜日、なんと、その両氏の話を聞く機会を得ることが出来ました。
しかも、場所は、自由学園明日館


私にとっては、夢見心地のようなひと時でした。


前半は、中村好文氏の講演。
「LEMM HUT」のスライドを軽妙なエッセイそのままの語り口で、
面白おかしく話しをしていただきました。


後半は、両氏による対談と参加者からの質問への回答。
あらかじめメールで送らさせて頂いていた私の質問も取り上げて頂き、ドキドキ。


「中村好文さんは、施主のことを『クライアント』と呼ばれていると
 お聞きしたことがありますが、そのあたりの理由と、
 それに関連して、楽しく住まいを創るための
 クライアントとの付き合い方などを教えて頂けますでしょうか?」


好文さんの回答は、


「『施主』という言葉は、『施しをする主』というイメージがあって、
 いつの間にか、家づくり全体の中心人物に祭り上げられてしまう
 感じがするので、あまり使いたくないのです。
 クライアントと建築家は対等の立場でなければいけません。
 さらには、現場の職人さんを含めて、皆が対等の立場で、
 ひとつの家を力を合わせて作り上げていくことが大切です。
 そうじゃないと、楽しくないですよね。」


設計事務所のHP
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講義の後は、場所を移して懇談会。
途中、伊礼さんに名刺を持ってご挨拶に伺うと、
設計事務所、主宰されているのですか?おいくつですか?」と訊ねられ、
「40歳です。」と答えると、ちょっと驚かれた様子で、
そのまま伊礼さんのスタッフのところへ連れて行かれ、
「はい!年齢あてクイズです。
 この方は何歳でしょう?
 20代?30代?40代?50代?」
「えー、難しいなあ。20代!」
「そうでしょ?僕もそう思った。正解は40です!」
「えーーーーー!」
「私より年下かと思った。」
「この人、26です。」


「・・・。(苦笑)」


20代と間違えられる建築家。
大丈夫なのでしょうか?(笑)
でも、無理して老け込むこともないし、
「建築家の『50代の壁』は、こうやって乗り切ろう。」
と静かに決意した夜でした。(ひとり勘違い)