リフォームは壊してみなければ、わからない、とよく言いますが、マンションリノベーションの設計を23年も続けていると、壊さなくても、ある程度、設計段階で予測ができてくるものです。
壊してみて、こういう場合だとプランA、こういう場合だとプランBなどとあらかじめ対策を立てながら設計しています。そして、たいてい、その通りに納まり、設計変更することなく、工事を進めることが出来ます。
ところが、今回ばかりは、想定外の状況で、今、頭を悩ましています。先週の現場定例会議でも、監督と検討したものの、解決策を見いだせず、今週の定例会議でも、解決策を見いだせず、来週に持ち越し。
いずれにしても、何かしらの設計変更をしなければ、納まらず、建て主さんには申し訳ない限りです。それでも、「〇〇にはこだわりません。全面的にお任せしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。」とおっしゃって頂き、有難く思います。監督さん、職人さんと知恵を出し合いながら、検討を続けたいと思います。
やはり、リフォームは壊してみなければ、わからない。