~今日はスタッフブログの日です~
今朝飛び込んできた、建築家磯崎新さんの訃報。
ご自身の設計はもちろん、
磯崎さんの元で修業を積んだ数々の建築家達が独立後も活躍し、
日本の建築界に大きな影響を与えられた方でした。
以前磯崎さんが登壇された座談会を拝聴したことがあるのですが、
当時80代とは思えないパワフルなトークで回りの若い建築家を圧倒していたのを思い出します。
まだ司会から呼ばれる前なのにパーテーションからお顔を出されて、
「まだ?」とお話したそうにうずうずしていたのが印象的でした。
その会では「建築をアカデミックに評論する時代は終わった」という意見が出たのですが、
磯崎さんは建築と評論が併せて評価される時代の象徴的な存在だったと感じました。
建築家が亡くなった後も建築は残り続け、人々を受け入れ続けてくれるところが、
建築の素晴らしいところであり、責任の重さを感じるところでもあります。
謹んでお悔やみ申し上げます。
miharu