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トイレどうする?1箇所?2箇所?問題

一戸建てのプランニングの段階で、まず、検討することのひとつに、トイレを各階に設けるか、1箇所だけにするか?という問題があります。

結論を先に言いますと、「必ずしも2箇所なくていい」ということになります。

予算と面積に余裕があれば、トイレは2箇所あると便利ですが、トイレが1箇所のメリットも実はいっぱいあります。

 

【トイレ1箇所のメリット】


(その1)コストダウン。便器、給排水管、換気扇、建具、照明器具など、トイレ1箇所につき、40~50万円の工事費がかかります。その分を仕上げ材のグレードアップや造作家具など、他のことに予算をまわすことが出来ます。

 

(その2)間取りの自由度が上がる。1畳前後のスペースがあるかないかで、間取りの自由度は大きく異なり、暮らしやすさが変わります。

 

(その3)掃除の手間が半分。トイレの掃除はなかなか大変。日々の暮らしが楽になります。

 

(その4)将来のメンテナンス費用が減ります。ウォシュレットや換気扇など設備機器類は故障がつきもの。1箇所なら、費用負担のリスクも半分。

 

以上のように、トイレが1箇所でもメリットがありますので、一戸建てだからと言って、必ずしも2箇所なければと考える必要はありません。(そもそも、マンションは1箇所。)固定観念にとらわれず、予算、面積、生活習慣、家族の人数によって、検討してみてください。


何かを手放すと、何かを得られるのが、家づくりです。

 

 

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