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東京オリンピックの競技会場を設計した建築家一覧

熱戦が続く東京オリンピック。

国内国外を問わず、アスリートの皆さんの活躍には、たびたび、胸が熱くなります。

 

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今日のブログは、備忘録として、東京オリンピックの競技会場を設計した建築家の一覧です。

 

☆国立競技場 2019
(陸上、サッカー)
設計 隈研吾(大成建設+梓設計JV)

☆東京体育館 1990
(卓球)
設計 槇文彦

☆国立代々木競技場 1964
(ハンドボール)
設計 丹下健三

☆日本武道館 1964
(柔道、空手) 
設計 山田守

☆東京国際フォーラム 1997
(ウェイトリフティング) 
設計 ラファエル・ヴィニオリ

☆東京辰巳国際水泳場 1993
(水球) 
設計 仙田満

☆幕張メッセ 1989
(テコンドー、レスリング、フェンシング) 
設計 槇文彦

 

やはり、そうそうたる建築家の名前が並びます。
槇文彦さんが、2つの競技場を設計しているのはさすがです。

ただ、少し残念なことは、隈研吾さん設計の国立競技場を除いて、既存の競技場ばかりで、今回のオリンピックのために、新しく建設された競技場(東京アクアティクスセンターや有明体操競技場、有明アリーナなど)は、いずれも、建築家の設計ではなく、ゼネコン設計部や組織事務所の設計によるなのです。

国立競技場に関しても、隈研吾さん単独の設計ではなく、大成建設、梓設計とのJVによる設計となっています。

1964年の東京オリンピックや1970年の大阪万博の頃は、建築家が活躍する場が多く、社会的にも期待されていたように思えます。近年、大型施設の設計は、ゼネコン設計部や組織事務所の設計がほとんどとなってきました。ゼネコン設計部や組織事務所の設計力、デザイン力が上がってきたということなのだと思いますが、建築家としては、少し寂しい気がします。

ザハ・ハディドの建築を日本に残せなかったことも、本当に残念でなりません。

やはり、丹下さんの国立代々木競技場のように、建築家個人の独創性と突破力が、名建築を生み、後世に残してきた側面もあるので、また、そういう時代が来ることを期待しています。

 

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