7年前の記事がふと、SNSで上がってきて、目に留まりました。
故伊藤裕子さんが、「設計事務所カフェ」のゲスト建築家として、いらして頂いた時の記事でした。
設計事務所カフェは、アトリエ橙が建築学生向けに企画開催しているイベントです。
第7回のゲスト建築家として、友人であり、尊敬している建築家・伊藤裕子さんにお越し頂いたのです。当時、学生だった現スタッフも参加していました。
伊藤裕子さんは、建築学生からの質問に真摯に答え、不安や迷いに寄り添い、勇気づけるメッセージを残して下さいました。
改めて、その時の伊藤裕子さんのメッセージを建築学生向けに掲載させて頂きたいと思います。
「あこがれの人、あこがれの建築があれば、会いに行く、見に行く。」
「なんでも経験してみる。自分で経験の幅を狭めない。」
「求められる人材は、ひとつひとつの課題で毎回、120%の力を出し切る人。」
「自分の仕事なんだと思える人に来て欲しい。」
「プランニングができることが一番大事。」
「所長から盗むのは技だけでなくポジション。」
「所長のアイデアを通さないぞという気持ちで取り組まなければ成長しない。」
「自分の将来に対して投資する時期も必要。」
「子供は親をちゃんと見ている。」
「子供を預けるなら、意味のある仕事をしたい。愚痴を言うような仕事はしたくない。」
「子供に尊敬してもらえる仕事をしていきたい。」
「5年間の目標を立てる。今、自分が足りないものを書き出す。」
「欠けているピースを埋めていく。」
「嫌なことは続かない。好きなことは工夫して続けられる。」
「みなさんに伝えたいことは、『続けなさい』ということ。
やめるのは簡単。細くても続ける。苦しくても続ける。」
「自分の人格と将来に対してネガティブな意見(評価)があっても気にしない。」