「関町の家」の建て主さんから最初にお問い合わせを頂いたのは一昨年の夏。
スケルトンリフォーム、または建て替え、あるいは売却して新しい土地での新築。
様々な選択肢で迷われている中でのご相談でした。
それぞれの選択肢について、メリットとデメリットをご一緒に考え、じっくりと検討した結果、ご家族の皆さんの結論は、馴染み深いこの場所を離れず、建て替えという選択。
そして、その依頼先として、アトリエ橙を選んで頂きました。
プランニングは悩みました。
斜線制限、採光計算、建ぺい率といった厳しい厳しい法的条件と、ロフトを含めた構造計画。そして、天井フトコロが厳しいため、設備計画もギリギリを狙う必要があります。
平面プランから考えては解決しないので、今回ばかりは、完全に断面計画からの検討でした。断面を考えてから、間取りを考える。
音楽で言えば、作曲をしてから、作詞をする。例えが違うかな?笑
とにかく、悩みましたが、平面プランが断面プランに負けるようなことがあっては、暮らしにくい家になってしまうので、平面も妥協はできません。
間取りの苦労の跡が見えない平面プラン、むしろ平面プランを優先したようなプランを考え抜きました。
と書くと、苦労しているように思えますが、実際は、楽しくて楽しくて、仕方がないという日々でした。笑
つづく。