~今日は学生ブログの日です~
アトリエ橙でのオープンデスク期間中、リノベーションプラン検討のための現場での実測や配管等の調査や、提案についての意見交換に参加させていただきました。
現場では、点検口を開けて細かなところを確認し、測定することで、図面を読むだけではわからない、現状の柱や梁、配管の位置や高さによる制限について知ることができました。
現場調査を踏まえた提案内容の検討では、制限をどう克服し建て主さんの想いを形にしていくか、自分の中で考察し検討を繰り返したうえで奥山先生やスタッフの吉田さんの考えを聞くことができ、見逃していた点や新しい方法に気づくことができました。
期間中は、コロナ渦ということもあり、在宅で作業する時間もありました。この期間は、立体である建物のイメージを正しく伝えるためにはどうしたらいいのかを考える機会になりました。検討中の図面から3Dモデルを作成して立体検討をする機会をいただいたのですが、立体を作ると模型作成では意識してこなかったような詳細についての理解が必要で、曖昧な箇所について知識をつけながらその知識を活かして作成するという過程を踏めたのは今後の設計実務に活きると感じています。
最後になりますが、奥山先生には設計実務について学ぶ様々な経験をさせていただいただけでなく、進路等の個人的な相談にも親身に乗っていただきました。ご一緒したのは短い期間ではありましたが、奥山先生は、柔軟な目線を持ちつつも、常に、建て主のより豊かな暮らしを実現するためにどうしたらいいのかを考え続けている、信念のある方だなと感じました。そしてそんな仕事への取り組み方を見ていると、住宅設計という仕事に漠然と感じていた魅力が具体的になり、こんな仕事をしたいなと強く思いました。
アトリエ橙で勉強したこと、日々感じたことを大切に、今後もひたむきに取り組みたいと思います。ありがとうございました。