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契約前に建築士免許の確認を

事務所の移転に伴い、先日、建築士事務所協会に建築士事務所の住所変更届を提出してまいりました。今どき、ネットで手続きが出来ると思いきや、直接、窓口へ行かなければなりません。必要な書類は、建築士事務所登録事項変更届 事務所の賃貸借契約書の写し等 住民票(3ヶ月以内発行)とのこと。

 

住民票? 自宅が引越したわけでもないし、自宅と事務所を兼用しているわけでもないのに、なぜ、事務所の移転に、個人の住民票が必要なのか?不思議に思ったので、窓口の方にちょっと聞いてみました。すると、「通勤可能なところに住んでいるかどうかの確認のためです。」とのこと。なるほど、勤務実態の有無の確認、あるいは事務所の名義貸しを防止するためでしょうか?


建築士法は、建築士による名義貸しを禁止しています。無資格で設計又は工事監理を行っている者に対し、建築士を持っている人が、自分の名義を利用させて報酬を得ることを禁止した法律です。

住宅の世界では、残念ながら、今でも、住宅会社や不動産会社の求めに応じ、現場監理を行なわず、名義貸しをしている下請けの設計事務所がまだまだ存在しているようですし、建築士の名義だけ他人から借りて、建築士事務所を経営しているケースも、時々、摘発されています。

建築士免許

家を建てる人は、自分の家は、どの建築士の責任の元に設計が行われるのか?どの建築士の責任の元に工事監理が行われるのか?建築士免許の提示を求めて確認することをおすすめします。(免許の提示は契約の重要事項説明時に法律で義務付けられています。)

  


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