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自然塗料キヌカで木製カウンターの再塗装をしてみました。

事務所の移転に伴い、木製カウンターの再塗装を行ないました。12年前に設置してから、一度も塗装をしていなかったので、だいぶ白っぽくなっており、ずーと気になっていました。素材は、タモの集成材、長さは2.9mあります。

タモ集成材カウンター

まずは、表面の汚れを落とし、やすり掛け。サンドペーパーは#180~240程度がおススメです。ペーパーを掛けた後は、しっかりと木屑を取り除きます。

タモ集成材カウンター

塗料は、やはり自然塗料がおすすめ。

今回、使用した塗料は、「キヌカ」(日本キヌカ株式会社)です。原料は、お米を精米した時に出る「米ぬか」です。お米なので、なめても大丈夫。なめませんけどね。それくらい安全な塗料です。溶剤を使用していないので、作業中の換気も特に必要ありません。

下の写真のサイズで、1本160ml、1922円(税込・定価)、12.8m2まで塗ることができます。広い面積を塗る場合は、1リットル、4リットル、18リットルの製品も販売されています。自然塗料

塗り方は、ハケではなく、ウエスで塗っていきます。ウエスとは、ぼろ布のこと。不要になったTシャツでもいいし、手ぬぐいでもOKです。ハケで塗ると、塗り過ぎてしまうので、厳禁です。ウエスで擦り込むように塗っていきます。注意することは、塗り過ぎることだけ。1度塗りでOK。簡単です。

タモ集成材カウンター

塗り終わりました。ここまで15分程度の作業時間。

タモ集成材カウンター

乾燥までの時間は、2~4時間。乾燥時間が短いのもキヌカの特徴です。ただし、表面がべたつかなくなっても、紙類を置いておくと、吸い込んで紙に油シミが出来てしまいますので、しばらくは紙類を直接、置くのは避けた方がいいかもしれません。事務所ではしばらくの間、木製トレーに置いています。

タモ集成材カウンター

自然系の塗料をDIYで塗る時に意外とやっかいなのが、ウエスの処理。そのまま、捨ててしまうと自然発火の恐れがあるので注意が必要なのですが、キヌカの場合、自然発火はしないそうです。家庭用洗剤で洗うことができます。現場でプロの職人さんが作業する時は扱いに慣れているので大丈夫ですが、素人がDIYで行なう時は、自然発火をしないという点は、非常に嬉しいですね。

タモ集成材カウンター

 新事務所に設置して完成です!
2.9mのタモ材カウンター、引越し屋さんにはご苦労かけましたが、自分たちで塗ると、さらに愛着が増すものです。長く使っていきたいと思います。

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