〜今日はスタッフブログの日です〜
先週いただいた夏休みに新潟へ行ってきました。
新潟からさらにフェリーで2時間半かけて向かった佐渡島で印象に残ったのが、
「宿根木」というエリアでした。
廻船業で栄えた宿根木は、入り江の小さな範囲に形成された集落で
かつて船大工が多く住み、独特な町並みが残っているところです。
家々の外壁は船をつくるときに出た残材や廃船を利用しているそうです。
宿根木で一番有名なのがこの「三角家」です。
所狭しと家屋や蔵などが密集し合う中で最大限土地利用しようと
川の中州を埋め立てて建てられた家で、敷地の形に合わせて
三角形になっています。船のようです。
JR東日本のCMで有名になったそうです。
これです。
ここで吉永小百合さんと同じポーズで写真撮影する観光客が絶えないのだとか。
あとで読んだ観光パンフレットの中の文章を何度も読んでしまいました。
「宿根木の村へ入り、そこに身を置いた時、
忘れかけていた集落の機能、
捨てようとしても捨てきれない文化の重み、
いつまでも持ち続けたい家と家族の絆。
そんなことをゆっくりと、そして静かに語りかけてくる。」
廻船業で繁栄しながらもその後衰退し、住民の従事する仕事が
農林漁業に変わっていった宿根木。
密集地であるのも、集落のそういった変遷の表われだそうです。
それでも集落がなくなることはなかったし、だから文化も残ったのですね。
今回は日帰りでバタバタな佐渡旅だったのですが、
ちょうど稲刈り直前と思われるきれいな田んぼのつづく景色が見られたり、
珍しい文化、美味しい地魚地酒、温泉、海などなどたくさん楽しめました。
しかし、肝心のたらい舟に乗るのを忘れてしまいましたので、、
またいつかゆっくり訪れたいものです。