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愛される建築

〜今日はスタッフブログの日です〜


横浜・紅葉坂の県立音楽堂で、建物見学会&演奏会があり
半休をいただいて、行ってきました!



神奈川県立音楽堂(1954年竣工 設計前川國男
戦後復興のシンボル、市民が芸術に親しむ場として
図書館と併設してつくられたそうです。


藤森照信さん、内藤廣さん、松隈洋さんの鼎談があったり
当時、音響技術者として設計に関わった方や
日ごろこの音楽堂で仕事しておられる芸術監督さんのお話や
最後には、ホールの音響を体感できるピアノのミニコンサートもあり
内容の充実したとても楽しいイベントでした。






ホール内は木で覆われていて、スケールも大仰でなくとても落ち着く空間で
それに対してホワイエは、コンクリートの打ち放しで
全面ガラスの開口により明るく開放的です。


設計者の前川國男は技術側の意見をよく聞き、デザインと機能の両立を
一生懸命に考える人だったそうです。
それから、丹下健三との比較の話があったり(丹下健三はデザイン的で
モニュメンタルな建築(=人間の手の届かないもの)をやったけれど
前川國男の建築は人が集まる風景の似合うヒューマンな建築だ、とか)
スケッチを見たりして、なんとなく人となりも知れたように思いました。
そういう話を聞いたからでしょうか。
登壇の皆さんもおっしゃっていましたが、なにか言葉で表せない
いい感じのする雰囲気というのがここにはあって
古さから醸し出される雰囲気、ということもあると思いますが
設計者や技術者などつくり手の人柄というか思いというか、そういうものが
滲み出ているということもあるのかな、なんて思いました。


建築は使う人に愛されてますます良くなっていくんだということも
改めて感じました。
公共建築でも住宅でも、それは同じだと思いますが。
音楽堂も古いですから今までに解体の危機もあったそうですが、
建築家や市民の反対で生き延びてきた(笑)そうです。
そうした戦後の日本の素晴らしい建築は世界的にも評価されているという
ことですから、できるだけ長く残していけたらいいと思います。

(こちらは図書館)


yui


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奥山裕生設計事務所