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お化粧する場所

〜今日はスタッフブログの日です〜


この仕事をしていて、いつも気になることがあります。
女性の皆さん、お化粧をどこでされているのかと。


私はこの仕事をするまで(こういうことを気にするまで)
洗面所でお化粧をする方がほとんどなのではと思っていました。
洗面所なら、汚れた手をすぐに洗えるし、粉が飛び散ったりしても
簡単に掃除できます。
ただ、鏡が遠すぎるという面もあるし、それに冬の洗面所は寒い。


人に聞いたりネットで調べてみると、
一人暮らしの場合は、部屋の机やテーブル、こたつなど。
ご家庭をお持ちの方も、ダイニングやリビングでという方が結構多いです。
子育て中で子供から目が離せなくて仕方なく、という場合もあるようですが、
やはり忙しい朝の時間、いろいろなことを「ながら」でこなさなければならない中で、
必然的にダイニングやリビングでするのが便利だったから、というケースが
多いのだと思います。
お化粧、着替え、朝食、TVでニュースや天気予報のチェック、お弁当の準備などなど
同時進行でやらなければならないことはたくさんありますもんね。
お子さんのいるご家庭ではなおさらです。


寝室にドレッサーがあるという方も(ちょっと羨ましい!)、
上記の理由で結局ダイニングテーブルなどでしているという方が
少なからずいらっしゃるようです。
お化粧の間一人だけで寝室の冷暖房器具を使うのがもったいない、とか。


立ったままできる人、座らないと集中できない人。これも分かれます。
(私は、何故か正座しないとできません。)


自然なお化粧をするには、自然な明るさの環境でするということも大事です。


というわけで…「お化粧の場所」もお施主さんの生活習慣が表れる
設計上重要な要素のひとつだと思う次第なのですが、
それはかつて、私の母が狭くて暗くてじめじめした実家の洗面所で
お化粧しているのを見て、
「お母さんに明るいところで座ってゆっくりお化粧してもらいたいなぁ」と
子供のときに思ったのが影響しているかもしれません。
しかし長年の習慣とは怖いもので、現在は実家も引越をして、
念願の、朝日の入る自分の部屋を持てたにも関わらず、母はやっぱり
北側にある寒い洗面所でお化粧しているようです…。




yui


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