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中古マンションの選択・給水管問題

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先週末は、自宅マンションの理事会。
受水槽・圧力ポンプ方式から増圧ポンプ・直結方式への
工事が完了したので、完了立会い検査。
これで衛生的な水が確保されることになります。
めでたし。めでたし。




うちのマンションは築25年。
築20年を超えるマンションは、
給水管の更新の問題を避けて通ることはできません。


給水管の更新時期は18〜22年と言われています。
しかし、給水管(共有部分)を更新することは容易ではありません。
PS内のコンクリート床あるいは壁を壊さなければならないからです。
かなり大掛かりな工事になります。
そこで、一般的にはライニング工法と呼ばれる給水管の延命工事が行なわれます。
うちのマンションも築18年頃にライニング工事を行なっているそうです。


その時の工事参考写真がこれ。

左が古い給水配管。
まず、高速の空気流と研磨剤を圧送して
中央の写真のように、給水管を研磨・クリーニングします。
その後、樹脂塗料で管内を均一な塗膜で覆って完了したのが
写真右の青い管です。


築20年超えの中古マンションを購入する際は、
給水管の更新の有無をご確認ください。
すでに更新済みあるいは更新予定があれば安心です。


ただし、一般的にマンションの組合で行なう工事は、
共用の給水配管(縦管)のみです。
専有部分(横管)も含めてライニング工事を行なうマンションもありますが、
原則として専有部分の配管は、所有者自ら配管の更新工事を
行なう必要がありますので、ご注意を。



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