エコブームですね。
住宅産業の世界でも、
太陽光発電、オール電化、LED照明と
エコに関するキーワードが賑わっています。
しかし、設計者としては、
クライアントや建物に対する責任がありますので、
安易にそのブームに乗り、
すぐに推奨するわけには行きません。
メリット・デメリットを慎重に調査した上で、
その内容を説明し、クライアントと一緒に、
導入の是非を検討するのが適切と考えます。
例えば、住宅ローンの期間より短いと
想定される太陽光発電システムの寿命の問題。
寿命を迎える頃に、200〜300万の投資が再度、
発生することを考えた上で導入を検討する必要があります。
ローンが残っている上に、子供の学費、思わぬ入院費用、
新たな設備投資が重なってしまっては大変です。
エコ設備は、いずれも通常の建築工事費より
イニシャルコストがかかります。
それだけに、導入にあたっては、
慎重に検討を進めることが大切です。
このブログでは、今後、少しづつ、エコ設備について、
メーカーサイドではなく、クライアントの皆さんの立場に
立った視点で取り上げていきたいと思います。
まずは、個人的に期待しているLED照明あたりから・・・。