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プレカット図のチェックは重要な監理業務です。

yusei20002009-10-22

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以前は、大工さんが手刻みで加工していた構造部材も、
今では、8割以上の現場がプレカットとなりました。


プレカットとは、構造部材をあらかじめ工場で加工すること。


いいか悪いかは意見の分かれるところですが、
現場作業の軽減、人件費の抑制というメリットから、
プレカットが当たり前の時代となりました。


加工に先立ち、プレカット屋さんが構造図面をCADで作成します。
そのプレカット図は、工務店を通して設計事務所に送られてきます。
(上棟の3週間前くらい。)


設計事務所は、プレカット図が、設計図面通りかどうか、
部材の寸法や組み方に問題はないかを慎重にチェックします。


今日は、終日、「川崎の家」「成田東の家」のプレカット図チェック。
いくつかの質疑をまとめて、工務店に返します。
修正図が送られてきたら、またチェック。
それを繰り返し、最終的にOKとなったら、承認をして発注という運びです。


プレカット工場、工務店設計事務所と二重三重のチェック機能が
働くので、住まい手にとって、安心です。



設計事務所の現場監理は、現場へ行く以外にも重要な業務がありますが、
プレカット図のチェック業務は、その一つです。



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