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マンションスケルトンリフォーム特集 その8

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■中古マンションの選び方4

「いざ!内覧」


チラシである程度、候補を絞ったら、
不動産屋さんに連絡を取って、内覧へ出掛けましょう。


現地で、不動産屋さんは間取りや部屋の大きさなどを
丁寧に説明してくれるかと思いますが、
ケルトンリフォームを前提とした場合は、
間取りも部屋の大きさも関係ありません。
チェックするべき項目は別にあります。


1.天井高さ


これは、チラシには載っていませんが、
重要な項目です。


2.玄関土間と廊下の段差


段差が10cm以上あれば、二重床構造になっている
可能性が高いので、もし無垢フローリングを使用したい
という時でも、下地で遮音構造を作ることが出来ます。
逆に段差が少なく、コンクリートに対して直に仕上げを
行なっている場合は、無垢フローリングでリフォームする
ことは、なかなか難しくなります。
方法としては、床全体を上げて二重床にするのですが、
その場合、1の天井高さに余裕がなければ出来ません。


3.分電盤の契約容量


古いマンションの場合、マンション全体の電気契約容量が
すでにいっぱいいっぱいで、新に契約容量を上げることが
出来ない場合があります。
50A以上あれば問題はありませんが、現状が30Aの場合は、
契約容量を上げることが出来るか不動産屋さんに調べて
もらいましょう。


4.給排水管・ダクトのルート


これはちょっと専門的なことなので、一般の方が現地で
把握することは難しいのですが、不動産屋さんに聞いて
わかる場合は調べておきたい項目です。
依頼する設計事務所が決まっている場合は、
内覧に同行してもらえればベストです。


5.共用部分


室内を見させてもらった後、そのまま帰ってはいけません。
次はマンションの共用部を見させてもらいましょう。


まずは掲示板。
理事会や総会が定期的に開催されているかどうかなど、
管理の様子が推測できます。


郵便ポストを見れば空き室率、
ゴミ捨て場を見れば住民のマナーや管理人さんの仕事ぶり
もわかります。
自転車置き場を見れば、小さいお子さんがいる若い世帯が
どれくらいの割合で入居しているかもわかります。


繰り返しになりますが、
「マンションは管理を買え!」です。
共用部のチェックは、室内を見るよりも実は重要なことなのです。


【マンションスケルトンリフォーム特集】
その1 「住むための住まい」から「楽しむための住まい」へ
その2 「マンションスケルトンリフォームとは・・・」
その3 「スケルトンリフォーム事例紹介」
その4 「中古マンション購入+スケルトンリフォームのメリット」
その5 「中古マンションの選び方1」
その6 「中古マンションの選び方2」
その7 「中古マンションの選び方3」
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