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マンションスケルトンリフォーム特集 その7

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■中古マンションの選び方3


修繕積立金からわかること」


「マンションは管理を買え!」とよく言われます。


チラシからでも、マンションの管理状態を推測することが可能です。
そのポイントは、「修繕積立金」の金額。


マンションの販売価格は安ければ安いほど嬉しいものですが、
修繕積立金」だけは、安いからと言って喜んではいけません。


むしろ、高い方が安全です。
私は、この修繕積立金が高い物件、
月額12,000円〜18,000円(築15年を想定)を目安として、
マンションを探しました。


まず、修繕積立金とは、
マンションの共用部分の修繕工事を行うために、
毎月、管理組合に納めて積み立てておくお金のことを言います。


新築の場合、修繕積立金は5,000〜6,000円前後に設定されている
場合が多いようです。
実際には、その金額ではマンションの修繕をしていくことは困難なのですが、
マンションを売り出すことを考えると、安く設定しておく方が
売りやすいということなのでしょう。


その後、修繕積立金を値上げするかどうかは、
入居者で構成する管理組合の手に委ねられます。


つまり、修繕積立金が築年数とともに、
値上げされているマンションは、住民の管理意識が高く、
適正な修繕計画が行なわれている可能性が高いと言えます。


逆に築年数の割に、修繕積立金が安いマンションは、
住民の管理意識が低く、修繕計画すら建てられていない可能性があります。


修繕積立金の適正な相場としては、
築10年で10,000円以上、築15年で12,000円以上、
築20年で15,000円以上と言ったところでしょうか。



マンションのチラシを見て内覧を希望する前に、
是非、修繕積立金をチェックしてみて下さい。
無駄足が省けるはずです。



【マンションスケルトンリフォーム特集】
その1 「住むための住まい」から「楽しむための住まい」へ
その2 「マンションスケルトンリフォームとは・・・」
その3 「スケルトンリフォーム事例紹介」
その4 「中古マンション購入+スケルトンリフォームのメリット」
その5 「中古マンションの選び方1」
その6 「中古マンションの選び方2」
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