東海道線に乗って東京に帰って来る時、
車窓から大船の観音さまが見えてくると、
「もうすぐ東京だぁ。」といつも思います。
また、そう思いたくて、大船が近づくと、
いつも車窓の外を注意深く眺めてしまいます。
子供の頃からのクセです。(笑)
そんな大船の観音さま。いつ見てもキレイです。
なぜ汚れないのか不思議です。
あの形状だと、足場を掛けてメンテナンスをするのは大変。
おそらくノーメンテナンスの塗料を使っているのでしょう。
・・・と大船を通るたびに気になっていたので、
ちょっと調べてみました。
やはり、フッ素系の塗料でした。
旭ガラスの「ルミフロン」という材料に行き当たりました。
フッ素系の塗料は、アクリルやウレタン、シリコンなどの
塗料の価格に比べると、2倍〜5倍はします。
なかなか、一般の建物では使用することができません。
しかし、大船観音のような大規模でメンテナンスがしにくい
構造物には、適した塗料なのでしょう。
大船観音の他に、レインボーブリッジ、フジテレビ本社、明石海峡大橋、
東京ビックサイト、東京国際フォーラム、岡山城などで、
使用されているようです。