昨日は、午後から「HK402(大船の家)」の設計打合せ。
工事費を予算内に納めるためには、
設計打合せの前半から、クライアントと
予算に対する共通の認識を持つことが大切です。
予算をオーバーしてしまうかもしれないけど、
とりあえず図面に入れておきましょうというのは、
できるだけ避けたいところ。
工事見積もりが提出された後、
あれもこれもあきらめなければならない状態で、
着工を迎えることになってしまいます。
何となく家創りの楽しみが半減してしまうものです。
以下は、マンションリフォームの場合のローコスト化の手法(案)。
これらのうち、「これはOK」「これはちょっと無理」という
クライアントの意向をひとつひとつ確認していきます。
□ 間仕切りを少なくする
効率のより間取りとして木工事費を減らします。
□ 木製建具・扉を最小限にする
カーテンやロールブラインドで代用できるところは扉を省略。
またはバスケット収納などを利用する。
□ 家具工事をなくす
大工工事または自主工事で代用します。
□ 水周りを集約する(あるいは移動しない)
配管経路が短くすることができます。
□ 過剰設備を省略する
優先順位をつけて熟考してください。
ショールームで惑わされないように。
□ 仕上げ材の種類を少なくする
各部屋の仕上げを統一することで材料費が安くなります。
□ 特注品を使わない
できる限り既製サイズのもので。
□ モノを少なくする
不要なもので1m2を占拠するのは土地代も建築費ももったいないので。